養女(読み)ヨウジョ

精選版 日本国語大辞典 「養女」の意味・読み・例文・類語

よう‐じょヤウヂョ【養女】

  1. 〘 名詞 〙 他家からもらって自分の子として育てた女の子。養子縁組によって子となった女子養子娘。もらいむすめ。やしないむすめ。〔書言字考節用集(1717)〕
    1. [初出の実例]「奥方は〈略〉秀政の娘を将軍が養女(ヤウヂョ)にして妻(めあは)せた人で」(出典阿部一族(1913)〈森鴎外〉)
    2. [その他の文献]〔北斉書‐孫騰伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の養女の言及

【養子】より

…他方,戦後の改正法は縁組に対する家庭裁判所の関与を新設して,被後見人養子,未成年者養子,死後離縁をその対象にした。とくに未成年者養子の許可制度は,戦前の芸娼妓養女の弊害を防止する狙いであったが,実際の運用は名目養子や家名承継養子などの抑止に及んでおり,この制度の果たした役割は大きい。ただ,未成年者養子の許可件数は制度発足当初には年間4万件を超えていたが,その後減少の一途をたどり,1991年以降は2000件を割って,なお減少を続けている。…

※「養女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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