大真名子山
おおまなごさん
男体山の北東にあり、日光火山群のうち表日光連山の一。山容は円錐形で標高二三七五・四メートル。山名は大きな愛児の意味で男体山と女峰山の神の間に生れた子供という。「堂社建立記」には勝道が虚空蔵を拝み、その出現の所に宝殿を建て大真名子大明神と崇めたとある。日光修験の補陀洛夏峰と惣禅頂の行場で、太郎山と男体山の間の道筋にあたる。南西には勝道の修行地と伝える大田和(大多和とも)宿があった(堂社建立記)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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