大砂子番所跡(読み)おおすなごばんしよあと

日本歴史地名大系 「大砂子番所跡」の解説

大砂子番所跡
おおすなごばんしよあと

[現在地名]大豊町大砂子

豊永とよなが郷の北東、北東流する吉野川西岸の高所に位置し、阿波国との境界近くに設置された道番所。設置された道は天正一六年(一五八八)の豊永地検帳の大砂子名内にみられる「大道」に比定される。

慶長九年(一六〇四)大砂子村の東方、阿波との国境近くの字程野ほどのに「程野番所」が置かれていた。番人は大砂子村の庄屋を兼務し、豊永弥次衛門が任ぜられた(豊永家文書)。その後中西平九郎が口番人兼庄屋となったが病をもって役を失い、郷廻り役吉松与三八が大砂子口番人庄屋に任ぜられた(桑名家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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