精選版 日本国語大辞典 「大租」の意味・読み・例文・類語
たい‐そ【大租】
〘名〙 令制前に、各国に蓄積されていた田租。その管理徴収権は中央官司の税司主鎰にあり、国司にはなかったが、大宝元年(七〇一)大宝令の施行にあたり、管理徴収権は国司に移され、大租を納めた倉の鑰(かぎ)も国司に渡されて、以後この語は使われなくなった。
※続日本紀‐大宝元年(701)六月己酉「宣下告依二新令一為レ政、及給二大租一之状上」
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