田租(読み)デンソ

精選版 日本国語大辞典 「田租」の意味・読み・例文・類語

でん‐そ【田租】

  1. 〘 名詞 〙 令制の税の一つ。公民に班給された口分田に対して課税されるもの。田力(たちから)。
    1. [初出の実例]「仍免二今年田租并庸之半一」(出典:続日本紀‐文武元年(697)八月庚辰)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐和帝紀〕

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改訂新版 世界大百科事典 「田租」の意味・わかりやすい解説

田租 (でんそ)

→租

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旺文社世界史事典 三訂版 「田租」の解説

田租
でんそ

中国で田地に課せられた税。地税とも地賦ともいう
田地での収穫物の何割かを現物で納めたものであるが,のちには銭納・銀納となり,明代には地銀といわれた。

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普及版 字通 「田租」の読み・字形・画数・意味

【田租】でんそ

田の課税。

字通「田」の項目を見る。

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世界大百科事典(旧版)内の田租の言及

【課役】より

…ただし中央政府が農民を年に10日使役する歳役は,実際には庸とよばれる物納租税に代えられることが多かったから,課は調,役は庸と雑徭とをさすのが通例であった。また課に田租(租)がふくまれることもあった。すなわち賦役令の水旱条では,水旱虫霜によって稲作に被害が出た場合,損失が5分以上なら田租を,7分以上なら田租と調を,8分以上なら課役を免ずることを定めているが,この課に田租がふくまれていることは明らかであろう。…

【漢】より

…漢代とくに前漢時代の財政は,少府の管轄する帝室財政と大司農の所管に属する国家財政とにはっきりと区別されていた。このうち国家財政の主たる財源は,農民の納める田租と賦銭であった。田租は農業収益に対する課税で,漢初高祖は秦の過重な税率(率は不明)をゆるめて1/15と定めた。…

【租】より

…古訓ではタチカラ。田租ともいう。田地からの収穫物の一部を初穂として首長に貢納する慣行から発生したと推測されている。…

※「田租」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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