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施行 しこう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

施行
しこう

法令が現実に効力を発し,実施される状態にすること。法律は公布の日より起算して満 20日を経て施行されるのが原則であるが (法例1条1項) ,最近の法令ではその法令自体のなかで施行時期を定めることが多く,公布の日から施行される場合も少くない。

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デジタル大辞泉の解説

し‐ぎょう〔‐ギヤウ〕【施行】

しこう(施行)1
せぎょう(施行)2

し‐こう〔‐カウ〕【施行】

[名](スル)
実際に行うこと。政策・計画などを実行すること。実施。せぎょう。しぎょう。「命令を施行する」
法令の効力を発生させること。せこう。「新税法を施行する」

せ‐ぎょう〔‐ギヤウ〕【施行】

[名](スル)
僧侶や貧しい人に物を施し与えること。布施の行。「寒(かん)施行」「施行米(まい)」
命令を伝達して実行させること。また、その命令書。しぎょう。
「国々の源氏等に―せらる」〈盛衰記・一三〉
しこう(施行)1

せ‐こう〔‐カウ〕【施行】

[名](スル)しこう(施行)2」に同じ。「新条例が施行される」
[補説]法律関係では、「執行」と区別して「せこう」と読む慣用がある。

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百科事典マイペディアの解説

施行【しこう】

法令の効力を現実に生じさせること。法律は公布の日から満20日を経て施行されるのが原則であるが,近時の法令ではその法令自体で施行期日を定め,また公布と同時に施行する場合も多い。
→関連項目法律

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世界大百科事典 第2版の解説

せぎょう【施行】

仏教の布施(ふせ)の行の一つ。施主が帰依(きえ)する僧に施物をささげること,あるいは富者や強者が貧者や弱者を救わんとする慈悲の行為として,貴族や武家や豪商農や寺院などが貧しい漂泊の僧侶や生活困窮者に対していろいろの施物を施すことをいい,ともに施主はその功徳(くどく)によって仏果を得んとしたものである。上記いずれの施行も,仏教伝来以来,しだいに社会に定着した。 古代国家仏教の時代,仏教の民間への布教は,官寺に止住した官僧ではなく,私度僧(しどそう)や山林修行者や沙弥(しやみ)と呼ばれた民間仏教者によって行われたが,彼らの生存と活躍を支えたのも帰依者からの施行の供物だった。

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大辞林 第三版の解説

しぎょう【施行】

( 名 ) スル
しこう(施行) 」に同じ。

しこう【施行】

( 名 ) スル
公布された法令の効力を発生させること。法律は、施行時期の定めのない時は、公布の日より起算して満20日を経て施行される。せこう。
実際に行うこと。しぎょう。 「君家の為を思ひて諸務を-し/日本開化小史 卯吉

せぎょう【施行】

( 名 ) スル
仏法の善行を積むため僧侶や貧しい人々に物を施し与えること。
しこう(施行) 」に同じ。 「支配地に赴き親しく朝令を-し/新聞雑誌 8

せこう【施行】

( 名 ) スル

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

施行
しこう

法令の効力を現に発動させることをいう。法律については、公布の日から起算して20日を経過した日を施行期日とするのが原則であるが(法の適用に関する通則法2条本文)、これと異なる期日を各法律の本則または附則で定めるのが一般的である(同法2条但書)。公布の日を施行期日とすること(即日施行)もあるが、法律を国民に周知する必要から、公布とは異なる日を指定することが多い。命令および裁判所規則等には施行期日に関する一般規定がなく、必ずその命令等のなかで施行期日を定めなければならない。「せこう」ともいう。木敬一]

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世界大百科事典内の施行の言及

【給食】より

…給食の語自体は第2次大戦後一般的に使われるようになったものだが,実質的には古くから存在したはずである。飢饉のさいの施行(せぎよう)や災害時の炊出しもその一形態であろうし,平時のものでは平安期から宮中の大饗(たいきよう)などのさい下級職員たちに給付された屯食(とんじき)なども,給食の一種と考えることができよう。いずれにせよ,切り詰められた時間や予算内での大量調理によるものだけに,料理内容は低下しがちである。…

【被差別部落】より

…後者のうちで最も多数を占めたのは,おそらくは〈非人〉と称された人々であったと推察される。その内実は種々雑多であって,大寺社に人身的に隷属して〈キヨメ〉(清めの意で,寺社域・道路の汚穢(おわい)を清めたり,葬送行事にかかわる下役を勤めたりする)の雑役に駆使されたり,雑芸で口を糊したりしたものから,物乞いでかろうじて生きた〈乞食〉の集団をなしたものまでをも指しており,これには〈癩者〉(ハンセン病患者)をはじめとする貧窮孤独の病人や身体障害者も含まれ,仏教思想による〈慈善救済〉,具体的には,いわゆる〈施行(せぎよう)〉(施し)の対象となっていたものである。彼ら〈非人〉の多くは,京都(京)の清水坂(きよみずざか)や奈良(南京・南都)の奈良坂など都市の周縁部に位置する交通の要衝や,荘園内に設定された〈散所(さんじよ)〉という地域を根拠地として,〈非人長吏(ちようり)〉や〈散所長者〉による統率・管理のもとで集落生活を営んでいた。…

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