大自然科学史
だいしぜんかがくし
科学史書名。ドイツの科学史家ダンネマンFriedrich Danneman(1859―1936)の著作。原題は、Die Naturwissenschaften in ihrer Entwicklung und ihrem Zusammenhange(発展と関連からみた自然科学)といい、全四巻。1920~1923年刊。自然科学の個々の分野の発展過程での相互の影響や、その発展の社会的背景がどうであったかなどを、文化史・一般歴史と関連させて述べている。
[内田 謙]
『安田徳太郎訳『ダンネマン大自然科学史』全12巻(1977~1979・三省堂)』
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の大自然科学史の言及
【ダンネマン】より
…のちにボン大学の助教授になり科学史講座を担当した。主著は大作《大自然科学史Die Naturwissenschaften in ihrer Entwicklung und in ihrem Zuzammenhange》4巻(1910‐13)で,ほかに《自然科学史概説》(1896),《自然科学的問題の発生について》(1928)などがある。【平田 寛】。…
※「大自然科学史」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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