大蒸(読み)おおふかし

精選版 日本国語大辞典 「大蒸」の意味・読み・例文・類語

おお‐ふかしおほ‥【大蒸】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おおぶかし」とも ) ふかしたサツマイモ。ふかしいも。
    1. [初出の実例]「大福餠(でへふくもち)や大(オホ)ぶかしをむしゃりむしゃりで居ながら」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の大蒸の言及

【焼芋】より

…その後,焼芋屋の記事はとだえ,寛政(1789‐1801)ころ江戸に出現する。初めは一年中蒸芋を売り,その蒸芋は〈大蒸し(おおふかし)〉と呼ばれたという。やがて神田の弁慶橋近く(現,千代田区岩本町2丁目あたり)に〈原の焼芋〉と通称された店ができて評判になり,以後江戸は焼芋全盛時代を迎えた。…

※「大蒸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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