大衣斐村(読み)おおえびむら

日本歴史地名大系 「大衣斐村」の解説

大衣斐村
おおえびむら

[現在地名]大野町大衣斐

小衣斐村の西にあり、南の南方みなみがた村は当村の枝郷。中世は九条家領の衣斐庄として推移、「親元日記」寛正六年(一四六五)三月二三日条に濃州大衣斐とみえる。天正一四年(一五八六)正月日の稲葉一鉄初尾奉納目録写(稲葉家譜)に大衣斐郷一〇俵とある。同二〇年一月一一日の一柳直盛知行目録(国会図書館蔵)には大衣斐村一千五九石余とあるが、本巣もとす郡内となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android