大越孝敬(読み)オオコシ タカノリ

20世紀日本人名事典 「大越孝敬」の解説

大越 孝敬
オオコシ タカノリ

昭和・平成期の通信工学者 通産省工業技術院産業技術融合領域研究所所長;元・東京大学工学部教授。



生年
昭和7(1932)年9月16日

没年
平成6(1994)年11月4日

出生地
東京

出身地
栃木県

学歴〔年〕
東京大学工学部電気工学科〔昭和30年〕卒,東京大学大学院数物系研究科電気工学専攻〔昭和35年〕博士課程修了

学位〔年〕
工学博士

主な受賞名〔年〕
服部報公賞〔昭和49年〕,テレビジョン技術振興賞(著述賞)〔昭和50年〕「三次元画像工学」,電子通信学会著述賞〔昭和53年〕「平面回路」,電子通信学会著述賞〔昭和58年〕「光エレクトロニクス」,電子通信学会著述賞〔昭和59年〕「光ファイバ」,電子通信学会業績賞〔昭和54年 58年 61年〕,丹羽高柳賞(業績賞 昭55年度),NHK放送文化賞(第42回)〔平成3年〕,藤原賞(第32回)〔平成3年〕,日本学士院賞(第83回)〔平成5年〕「コヒーレント光ファイバー通信に関する研究」,C&C賞〔平成6年〕

経歴
昭和35年東京大学工学部専任講師、36年助教授、38〜39年ベル研究所(米国)研究員、47年ミュンヘン工科大学(旧西独)客員教授、52年東京大学教授、62年同大先端科学技術研究センター長(初代)。平成5年1月工業技術院産業技術融合領域研究所初代所長に就任。第16期日本学術会議会員。コヒーレント光ファイバ通信研究の第一人者

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大越孝敬」の解説

大越孝敬 おおこし-たかのり

1932-1994 昭和後期-平成時代の通信工学者。
昭和7年9月16日生まれ。52年東大教授となり,62年同大先端科学技術研究センター初代センター長。平成5年工業技術院産業技術融合領域研究所初代所長。コヒーレント光ファイバー通信に関する研究で,5年学士院賞。平成6年11月4日死去。62歳。東京出身。東大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android