大阪大学真空管計算機(読み)おおさかだいがくしんくうかんけいさんき

事典 日本の地域遺産 「大阪大学真空管計算機」の解説

大阪大学真空管計算機

(大阪府豊中市待兼山町1-20 大阪大学総合学術博物館待兼山修学館)
情報処理技術遺産」指定の地域遺産。
1950(昭和25)年大阪大学工学部教授・城憲三は、牧之内三郎、安井裕らとともに真空管を用いた10進演算装置を試作。更に2進法プログラム内蔵型の大阪大学真空管計算機の開発に着手した。予算人手不足などで開発が遅れ、最終段階の計算機全体の調整中に国産商用計算機の導入が決定、開発は中止された。大阪大学での電子計算機開発は、コンピュータ開発の先駆けとして大きな役割を果たした

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

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