天のははきり(読み)あまのははきり

精選版 日本国語大辞典 「天のははきり」の意味・読み・例文・類語

あまの【天の】 ははきり

  1. ( 「天の」は美称。「はは」は蛇、「きり」は「斬り」の意 ) 蛇を切ることに基づいた剣の名。素戔嗚尊(すさのおのみこと)大蛇退治神話にある。あまのはえきりのつるぎ。
    1. [初出の実例]「時に彼処に人を呑む大蛇有り。素戔嗚尊、天蠅斫(アマノハハキリ)の剣を以て、彼の大蛇を斬りたまふ」(出典日本書紀(720)神代上(丹鶴本訓))

天のははきりの補助注記

「はは」は「はぶ」「へみ」などと同根の語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android