天井沢村(読み)あまいざわむら

日本歴史地名大系 「天井沢村」の解説

天井沢村
あまいざわむら

[現在地名]喜多方市岩月町いわつきまち大都おおつ

宮前みやのまえ村の北にあり、南西なか村、北は山を隔てて栗生沢くりうざわ村・宇津野うつの(現熱塩加納村)。古くは天谷沢あまやざわ村と称していたが、文禄三年(一五九四)天井沢と改めたという。本村の西に西村にしむら、南西に木戸口きどぐちの端村がある。また従来上岩崎かみいわざき村の端村であった十方宮じつぽうのみや大沢入おおさわいりが寛政一〇年(一七九八)当村の端村となった(新編会津風土記)。小田付組に属した。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録に天井沢とみえ、高七〇六石余。寛文五年(一六六五)の「小田付組土地帳」によると高六〇六石余、免四ツ五分八厘五毛余、反別は田方四一町二反余・畑方一一町八反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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