天保五両判(読み)てんぽうごりょうばん

精選版 日本国語大辞典 「天保五両判」の意味・読み・例文・類語

てんぽう‐ごりょうばん‥ゴリャウバン【天保五両判】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、天保八年(一八三七)一一月から安政二年(一八五五)まで通用した長円形五両金貨。重量九匁(三三・七グラム)、規定品位は千分中八四二・九。大判小判の中間価値を持つところから俗に「中判」と呼ばれた。五両判は江戸時代これが唯一のものであるが、一両通用の小判五枚(五両)よりも実質価値が低いため不評であった。

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