天津新港
てんしんしんこう / ティエンチンシンカン
中国中東部、天津市南東部の港。市の中心部より50キロメートル、海河河口北岸に位置する。旧称タンクー(塘沽)新港。1939年に建設が始まり1952年10月に完成した。1万トン級の船が接岸できる五つの岸壁があり、付属施設も整っている。華北地方の海に対する重要な門戸で、南方に大港油田があることとも相まって貿易港として将来性は大きい。
[船越昭生]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の天津新港の言及
【天津】より
…さらに塘沽等は渤海の海面漁業基地でもある。解放後,海河河口に建設された天津新港は中国最大の人工港湾で,大型船が接岸可能。鉄道交通は京哈線(北京~ハルビン)と京滬(けいこ)線(北京~上海)の二大幹線の分岐点に当たる。…
※「天津新港」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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