天然放射能(読み)テンネンホウシャノウ

デジタル大辞泉 「天然放射能」の意味・読み・例文・類語

てんねん‐ほうしゃのう〔‐ハウシヤノウ〕【天然放射能】

自然界に存在する天然放射性元素αアルファβベータγガンマなどの放射線を出す性質。自然放射能。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の天然放射能の言及

【放射能】より

…不安定な原子核が放射性崩壊をするときにα線,β線あるいはγ線を放出する性質を指すが,さらに広く,このような放射性の核種のことを意味することも多く,また,一般には物質が放射性の核種を含むときに,その物質は放射能をもつといういい方もされる。放射能はその成立ちから,自然に存在する天然放射能と人為的に作られた人工放射能に区分される。天然放射能の代表的なものは,ウラン系列,アクチニウム系列,そしてトリウム系列の放射性崩壊系列に属する鉛より重い元素で,α崩壊とβ崩壊を繰り返し,鉛の安定な同位元素まで達する。…

※「天然放射能」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android