最新 地学事典 「天王寺植物群」の解説
てんのうじしょくぶつぐん
天王寺植物群
Tennoji flora
福島盆地の天王寺層の植物化石群。後期中新世。46種。Glyptostrobus・Metasequoia・Betula・Fagus・Quercus(常緑・落葉)・Liquidambar・Liriodendron・Sassafras・Acer・Rhododendronなどが主で,冷温地生と暖亜熱帯生の種が混在。葉のほかに球果・種子・果実などを産するが,保存状態はあまり良くない。海生動物化石をしばしば伴うなど,潟湖のような環境に堆積したと推測され,生育地から長距離を運搬された群集だと考えられる。参考文献:鈴木敬治(1959) 地団研専報,no.9:1
執筆者:尾上 享・矢部 淳
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

