天王新田村(読み)てんのうしんでんむら

日本歴史地名大系 「天王新田村」の解説

天王新田村
てんのうしんでんむら

[現在地名]浜松市天王町

安間あんま川左岸に位置。天新田てんしんでん村とも記された。東は下石田しもいしだ村、北は市野いちの村、南西は天王池を挟み下堀しもぼり村で親村の天王村はさらに西にある。元和三年(一六一七)の水野重仲知行目録に天王村に続いて同所新田三二石余の記載があり、当村の前身とみられる。慶安―承応(一六四八―五五)年間に天王村から分れて成立したとみられ、延宝(一六七三―八一)頃の青山氏領分絵図に村名がみえる。元禄郷帳では高四三石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android