デジタル大辞泉 「天知らす」の意味・読み・例文・類語 あめ‐しら◦す【天知らす】 [連語]《「す」は上代の尊敬の助動詞》天にのぼられて、お治めになる。貴人の死をいう。「ひさかたの―◦しぬる君ゆゑに日月も知らず恋ひわたるかも」〈万・二〇〇〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「天知らす」の意味・読み・例文・類語 あめしら‐・す【天知す】 〘 連語 〙 ( 「知る」は治めるの意、「す」は上代の尊敬の助動詞。天をお治めになるの意で ) 天におのぼりになる。崩御なさる。おかくれになる。神去る。[初出の実例]「ひさかたの天所知(あめしらし)ぬる君ゆゑに日月も知らず恋ひわたるかも」(出典:万葉集(8C後)二・二〇〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例