天神岡村（読み）てんじんおかむら

日本歴史地名大系

天神岡村
てんじんおかむら

• 新潟県：村上市
• 天神岡村

[現在地名]村上市天神岡

門前（もんぜん）川沿いの谷の出口にある微高地に位置し、小谷（おだに）川が南東から北西へ流れ、山田（やまだ）川と合流する。北は四日市（よつかいち）村、西は山辺里（さべり）村に接する。文禄（一五九二―九六）頃の瀬波郡絵図に「鮎川分大国但馬分天神岡村　下」とみえ、本納四一石八斗八升二合・縄高二八石八斗七升二合、家一二軒とある。元和年間（一六一五―二四）に堀直寄が村上城築城の際、臥牛（がぎゆう）山麓の集落と天神前（てんじんまえ）集落（現堀片・新町一帯）の住民を当地に移住させたと伝えられる。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」