天空海闊(読み)テンクウカイカツ

デジタル大辞泉 「天空海闊」の意味・読み・例文・類語

てんくう‐かいかつ〔‐カイクワツ〕【天空海×闊】

[名・形動]大空と海が広々としていること。転じて、度量が大きく、こだわりのないこと。また、そのさま。
「まだ気持ちが、―に、からっと晴れ亙ってくれないんだ」〈里見弴・安城家の兄弟

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精選版 日本国語大辞典 「天空海闊」の意味・読み・例文・類語

てんくう‐かいかつ‥カイクヮツ【天空海闊】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 大空と海とがはてしなく広いこと。また、そのように度量が大きく何のわだかまりもないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「天空海闊の世界を、我からと縮めて」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一一)

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四字熟語を知る辞典 「天空海闊」の解説

天空海闊

大空と海とがはてしなく広いこと。また、そのように度量が大きく何のわだかまりもないこと。

[活用] ―な・―に・―の。

[使用例] 天空海闊の世界を、我からと縮めて[夏目漱石吾輩は猫である|1905~06]

[使用例] そうかと言って天空快濶に、さらりと笑い捨てられる純でもなかった[里見弴*大道無門|1926]

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