天聴に達す(読み)てんちょうにたっす

精選版 日本国語大辞典 「天聴に達す」の意味・読み・例文・類語

てんちょう【天聴】 に=達(たっ)す[=及(およ)ぶ]

  1. 天子のお耳にはいる。天皇がお聞きになる。また、天子のお耳に入れる。
    1. [初出の実例]「誨子内親王昨薨、雖官奏、依天聴忽停止云々」(出典九暦‐逸文・天暦六年(952)一二月一五日)
    2. 「信頼同心の事ども、天聴にや達せんずらんと恐怖して」(出典:平治物語(1220頃か)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android