天菅生村(読み)あますごうむら

日本歴史地名大系 「天菅生村」の解説

天菅生村
あますごうむら

[現在地名]福井市天菅生町

岸水きしみず村の北にある。福井藩領。村名は正保郷帳にみえ、田方九九石余・畠方五九石余。「越前地理指南」は枝村として「湯場」を記すが、安政三年(一八五六)の戸籍御改帳(「越前宗門帳」所収)に温泉の件で追放押込処分を受けたという記載があることや、八石一升八合が湯守御除地高とあることから、古くから温泉のあったことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android