天野忠（読み）アマノ タダシ

20世紀日本人名事典

天野 忠
アマノ タダシ

昭和・平成期の詩人,随筆家

生年

明治42(1909)年6月18日

没年

平成5(1993)年10月28日

出生地

京都府京都市新町御池

学歴〔年〕

京都市立一商〔昭和3年〕卒

主な受賞名〔年〕

無限賞(第2回)〔昭和49年〕「天野忠詩集」,読売文学賞(第33回)〔昭和57年〕「私有地」

経歴

大丸に入社し、昭和18年まで勤務。26年から46年まで奈良女子大学図書館事務長。この他、軍需会社、出版社、学校講師など種々の職業を転々とする。昭和初期から詩を書きはじめ、7年処女詩集「石と豹の傍にて」を発表。平成6〜10年遺稿集「耳たぶに吹く風」「草のそよぎ」「うぐいすの練習」が刊行された。他に「古い動物」「天野忠詩集」「私有地」「夫婦の肖像」、随筆集「そよかぜの中」「草のそよぎ」などがある。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

天野忠 あまの-ただし

1909－1993　昭和-平成時代の詩人。
明治42年6月18日生まれ。さまざまな職業につきながら詩を発表しつづけ,昭和29年「重たい手」で注目される。機知にとんだ詩風で知られ,49年「天野忠詩集」で無限賞,57年「私有地」で読売文学賞,61年「続天野忠詩集」で毎日出版文化賞をうけた。平成5年10月28日死去。84歳。京都出身。京都第一商業卒。

出典　講談社

367日誕生日大事典

天野 忠 (あまの ただし)

生年月日:1909年6月18日
昭和時代;平成時代の詩人;随筆家。奈良女子大学図書館事務長
1993年没

出典　日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」