精選版 日本国語大辞典 「天離」の意味・読み・例文・類語
あま‐ざかる【天離】
枕 (「あまさかる」とも) 空遠く離れる意。
① 「向(むか)つ」にかかる。天から遠く離れたむこうの意によるか。
※書紀(720)神功摂政前(熱田本訓)「名は撞賢木(つきさかき)厳之御魂(いつのみたま)天疎(アマサカル)向津媛(むかつひめの)命」
② 「鄙(ひな)」にかかる。空遠く離れた田舎の意か。
※書紀(720)神代下・歌謡「阿磨佐箇屡(アマサカル) 鄙(ひな)つ女(め)の い渡らす迫門(せと) 石川片淵」
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