最新 地学事典 「天頂山火山」の解説
てんちょうざんかざん
天頂山火山
Tenchozan volcano
北海道東部知床半島の中央部に位置する火山。標高1,046m,基底直径2.5─4km。2011年6月に活火山に指定。山体は安山岩質の厚い溶岩からなり,山頂部に火口列がある。火口列は北東─南西方向に配列した14個以上の爆裂火口からなり,総延長1,800m。おのおのの火口は直径250m以下で,形態はよく保存されているが,火口内に高温の噴気孔はない。天頂山から噴出したテフラ(Ten-a)は天頂山の山頂周辺から東山麓に分布。このテフラはマグマ水蒸気噴火の降下火砕堆積物であり,約1,900年前に噴出した。
執筆者:後藤 芳彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

