太短く(読み)ふとくみじかく

精選版 日本国語大辞典 「太短く」の意味・読み・例文・類語

ふとく【太】 短(みじか)

  1. 人生をおくるのに、したいことをして楽しく過ごせるなら、長生きなどはしなくてもかまわないという処世態度。「細く長く」に対していう。
    1. [初出の実例]「家業もはげまずに、太(フト)く短(ミジカ)く世の宝をむさぼらうとして」(出典:歌舞伎・偽織大和錦(お峰慶十郎)(1876)二幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android