事典 日本の地域ブランド・名産品 「太地の鯨」の解説
太地の鯨[水産]
たいじのくじら
東牟婁郡太地町で水揚げされている。太地は古式捕鯨発祥の地として名高い。江戸時代初期の1606(慶長11)年、和田頼元が太地浦で捕鯨を始めたという。その後、網取り法が考案されて太地の捕鯨は飛躍的に発展した。明治時代には西洋式捕鯨法が導入された。現在は、古式捕鯨の伝統を受け継ぎながら、近海でIWC管理対象外のツチクジラ・ゴンドウクジラなどの小型捕鯨が続けられている。太地町では鯨を中心とした町づくりがおこなわれている。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報