太牢(読み)たいろう(らう)

普及版 字通 「太牢」の読み・字形・画数・意味

【太牢】たいろう(らう)

牛・羊・豕の三牲。〔大戴礼、曾子天円〕侯の祭に、牛には太牢と曰ふ。大夫の祭に、牲羊を少牢と曰ふ。士の祭に、牲特豕を饋(きし)と曰ふ。

字通「太」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の太牢の言及

【ウシ(牛)】より

…【千葉 徳爾】
【中国における伝承】
 インドでは牛は神聖な家畜とされ,耕作や運搬用に使役されることはあっても殺して食用にすることは許されず,廃牛は放飼いにされる。古代中国では牛は〈太牢(たいろう)〉として神に対する供犠に用いられ,後世でも牛の頭部を供物とする風習はあったが,農耕社会では不可欠の役畜としてたいせつにされ,豚のように単なる食肉用とは考えられていない。華北で見られるのは通常の牛であるが,華南,華中には水牛が多い。…

※「太牢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android