デジタル大辞泉
「太」の意味・読み・例文・類語
ふと【太】
1 太いこと。太っていること。
「庄野の―の、およねが俵腰に食ひついて」〈浄・丹波与作〉
2 「太棹」の略。
3 名詞の上に付いて、太い意を表す。「太腹」「太物」
4 神や天皇などに関する名詞や動詞の上に付いて、壮大である、りっぱな、などの意を表す。「太敷く」「太知る」「太玉串」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
ふと【太】
- [ 1 ] 〘 造語要素 〙 ( 形容詞「ふとい」の語幹相当部分 )
- ① 神や天皇などに関する名詞・動詞などの上に付けて、壮大である、立派に、などの意を添え、これを賛美する意を表わす。「ふとのりと」「ふとたすき」「ふとしる」など。
- ② 名詞の上に付けて、太い意を表わす。「ふと腹」「ふと物」など。
- [ 2 ] 〘 名詞 〙
- ① 太っていること。また、太った者。
- [初出の実例]「庄野のふとのお米(よね)が俵腰に喰ひ付いて」(出典:浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)中)
- ② 太棹(ふとざお)。また、太棹に長じた芸妓。
- [初出の実例]「一生、重い太棹(フト)の撥を持ち続けた」(出典:父親(1920)〈里見弴〉)
- ③ 「ふといと(太糸)」の略。
ふとり【太】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「ふとる(太)」の連用形の名詞化 ) 太ること。成長して大きくなること。
- [初出の実例]「米俵蔵より外にあまるらん〈西似〉 近年鼠にふとりかついた〈西花〉」(出典:俳諧・天満千句(1676)一〇)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
普及版 字通
「太」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
Sponserd by 