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太陽宇宙線 たいよううちゅうせんsolar cosmic ray

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

太陽宇宙線
たいよううちゅうせん
solar cosmic ray

太陽から放射される高エネルギー粒子。エネルギーは1万 eVから数十億 eVに及ぶが,観測されるものは数百万 eVないし1億 eVのものが多い。太陽フレアの出現に伴い発生することから,太陽フレア粒子とも呼ばれる。出現頻度は太陽活動期で1年に2,3回,太陽静穏期にはほとんど出現しない。組成は陽子が主で,電子,α粒子,それよりわずかに重い原子核が含まれる。質量数あたりの運動エネルギーが 1000万 eV以上では,α粒子および,それよりわずかに重い原子核の元素比は太陽の元素比と似ている。陽子とα粒子との比はフレアごとに異なり,大規模なものほど陽子が多い。電子は陽子の1%以下である。太陽宇宙線太陽風の磁場中を拡散しつつ惑星間空間に伝搬する。地球磁場のため,地球へは地磁気の極付近にのみ入射し,上層大気の異常な電離増加を起す。

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