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太陽風 たいようふう solar wind

翻訳|solar wind

6件 の用語解説(太陽風の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

太陽風
たいようふう
solar wind

太陽コロナから吹出すプラズマの流れ。おもに陽子と電子から成る。地球軌道近傍 (太陽から約 1.5×108km 離れた地点) では太陽風に含まれる陽子 (電子) の数は1~10個/cm3で,その速度は 350~700 km/s である。

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デジタル大辞泉の解説

たいよう‐ふう〔タイヤウ‐〕【太陽風】

太陽のコロナから放出されるプラズマの流れ。速さは秒速320~770キロ。主に電子陽子からなり、地磁気のため地表には到達しない。彗星の尾が太陽の反対側に伸びたり、磁気嵐オーロラなどが起こったりするのはこれが原因。たいようかぜ。

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百科事典マイペディアの解説

太陽風【たいようふう】

太陽から放射される荷電微粒子流太陽コロナが太陽の重力場を逃れて流出したもの。ほとんど陽子と電子からなるプラズマ流で,地球近傍に達したときの秒速は数百km,粒子密度は1cm3当り1〜30個。
→関連項目磁気圏電磁流体波

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世界大百科事典 第2版の解説

たいようふう【太陽風 solar wind】

高温な太陽コロナが,外方で弱くなっていく太陽の重力場でとらえきれずに流出する現象を太陽風という。地球近傍で粒子密度1~10cm-3程度,温度105K程度のプラズマが秒速数百kmという高速で太陽から吹きつけているのが1960年代の初期の人工衛星により発見され,太陽風と名付けられた。この太陽風は地球近傍で10-4ガウス程度の弱い磁場をもち,その符号が地球に相対的な太陽の回転につれて反転を繰り返すことから,太陽風磁場は図2に示すような2葉または4葉の磁場のセクター構造をもっていることがわかった。

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大辞林 第三版の解説

たいようふう【太陽風】

太陽から太陽系空間に放出されているプラズマの流れ。主に電子と陽子から成り、速さは毎秒約350~700キロメートル。彗星が太陽の反対側へガスの尾を引くのは太陽風で吹き飛ばされるためである。地磁気のために地球表面には到達しないが、磁気嵐・極光・電離層の乱れなどは太陽風が要因となって起こる。たいようかぜ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

太陽風
たいようふう
solar wind

太陽から流れ出ているプラズマの流れ。200万K(ケルビン)という高温のコロナ中のプラズマ粒子は、高速で運動をしている。コロナのプラズマの主成分の陽子は秒速200キロメートルという速さで動きまわっている。しかし太陽は質量が大きいので、太陽表面からの脱出速度は秒速617.5キロメートルであり、高速の粒子であっても表面近くからは逃げられない。しかし、重力は離れるほど弱くなるので、太陽中心から太陽半径の3~4倍離れたコロナ領域(ここも高温である)では脱出速度を超えるようになり、太陽の引力を振り切って外に流れ出し太陽風となる。活動領域上のコロナは磁力線がループ状に閉じているのでプラズマは流出しにくいが、コロナ・ホールでは磁力線が外に向かって開いており流出しやすい。そこから流出する太陽風は3~4日かかって地球に到達する。地球近傍の太陽風は粒子密度が1立方センチメートル当り1~10個、温度約10万K、秒速300~800キロメ-トルで、10万分の1ガウス程度の弱い磁場を有する。太陽風の影響により、地球は地球磁気圏を形成するし、彗星(すいせい)は長い尾をなびかせる。太陽風はパーカーEugene N. Parker(1927― )が1958年に存在を理論的に予想し、1960年代の初期の人工衛星により発見された。[日江井榮二郎]

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世界大百科事典内の太陽風の言及

【太陽】より

…事実人工衛星からの観測で,地球付近で数百km/sというガスの流れがあることが知られている。これが太陽風である。さらにこの風は間欠的に強くなり,それが,地磁気のじょう乱と同じく,27日の周期である期間繰り返されることが判明している。…

【電離圏あらし(電離圏嵐)】より

…太陽のフレアにともなって放射される太陽宇宙線(おもに高エネルギーの陽子)および高速プラズマ流(太陽風)が,それぞれ平均数時間後および1~2日後に地球に到達し,極域をはじめ世界的規模で電離圏を数日間にわたって激しく乱す現象をいう。電離圏あらしによって電離層伝搬の電波を利用している種々の無線通信が障害を受ける。…

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