太陽電池時計(読み)たいようでんちどけい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「太陽電池時計」の意味・わかりやすい解説

太陽電池時計
たいようでんちどけい

太陽電池光エネルギー電気エネルギーに変換し、これを蓄電池に蓄えて動力源とする時計。光線時計、光電時計ともよばれる。一般の電池時計では電池交換を必要とするが、この種の時計では一定量の光さえあれば半永久的に動き続けることができる。1955年スイスのパテック・フィリップ社が初めて太陽電池式置き時計を発表した。これはモーターぜんまいを巻き上げる方式のものであった。現在では屋外設置、家庭用クロックをはじめ、腕時計にも太陽電池を利用した製品がある。

[元持邦之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android