失われた週末

デジタル大辞泉プラス 「失われた週末」の解説

失われた週末

1945年製作のアメリカ映画原題《The Lost Weekend》。監督:ビリー・ワイルダー、出演:レイ・ミランド、ジェーン・ワイマンほか。第18回米国アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞(レイ・ミランド)、脚色賞受賞。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の失われた週末の言及

【ワイルダー】より

… ハリウッドではフリッツ・ラング監督の《M》で知られた俳優ピーター・ローレPeter Lorre(1904‐64)のところに転がり込んで貧窮の生活を送るが,38年からチャールズ・ブラケットCharles Brackett(1892‐1969)と脚本の共同執筆を始め,ミッチェル・ライゼン監督の《ミッドナイト》(1939),エルンスト・ルビッチ監督の《青髯八人目の妻》(1938),《ニノチカ》(1939),ハワード・ホークス監督の《教授と美女Ball of Fire》(1941)など,洗練された喜劇(男と女の地位の逆転などクレージーな主題のものが多かったので,〈スクリューボール・コメディ〉などと呼ばれた)の脚本を書いてハリウッド随一のコンビとうたわれた。42年からは製作者,監督,脚本家の三役を兼ねて,戦争スリラー《熱砂の秘密》(1943),〈フィルム・ノワール〉の最初の傑作として知られる犯罪メロドラマ《深夜の告白》(1944)をつくり,そしてそれにつづくアメリカ映画史上初めてアルコール中毒を正面切って描いたといわれる《失われた週末》(1945)でアカデミー作品・監督・脚本賞を受賞した。次いでハリウッド往年のスターの敗残の内幕を冷酷に描いた《サンセット大通り》(1950)でもオリジナル脚本賞を受賞するが,これがチャールズ・ブラケットとの最後の共同作業になった。…

※「失われた週末」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android