夷大黒(読み)エビスダイコク

デジタル大辞泉 「夷大黒」の意味・読み・例文・類語

えびすだいこく【夷大黒】

狂言長者比叡山大黒天西宮勧請かんじょうすると、両神が数々の宝を持って訪れ、おのおののいわれを語る。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の夷大黒の言及

【大黒天】より

…これは西宮の〈夷三郎〉が本来大国主神と事代主(ことしろぬし)神の二神であったものが,夷三郎を1神(事代主神)としたところから,大黒天が加えられたものと考えられる。このころから大黒天を福神とすることも一般化してきたらしく,狂言《夷大黒》にも比叡山三面大黒天と西宮の夷三郎を勧請(かんじよう)してまつるようすが記されている。弘法大師から市守長者に与えたとされる《大黒天神式》には,〈日々1万5千人を養育し,一切の欲望が満足させられるもの〉とある。…

※「夷大黒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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