商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社で本殿は国宝。毎年1月9~11日の「十日えびす」は関西一円から集まった参拝者でにぎわう。福男選びで開門する国の重要文化財「表大門」は今夏、阪神大震災による損壊から修復して以来、25年ぶりに改修した。福男にはえべっさんの木彫り像や法被、米俵を授与する。女性も参加できるが、これまで“福女”は誕生していない。
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出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報
国道四三号の北、阪神西宮駅の南西に鎮座。第一殿に主神の西宮大神(蛭児神)、第二殿に天照大神・大国主神、第三殿に須佐之男神を祀る。通称西宮
沙門ヱビス」がみえ、「続左丞抄」に寿永三年(一一八四)二月一〇日、広田末社戎宮拝殿で参籠の巫女が死亡したことがみえる。承安二年(一一七二)の広田社歌合では広田社の社僧とみられる安心が「世をすくふえひすの神の誓にはもらさし物を数ならぬみも」と詠んでいる(広田社歌合)。また「仲資王記」元久元年(一二〇四)八月一四日条に「今夜戎三郎両社遷宮」とあり、「伊呂波字類抄」には広田社末社に「三郎殿不動明王」もみえるように、戎社と三郎殿は当初は別の社であったようである。のちに戎(夷)三郎殿として一社にまとめられるが、その経緯や時期についても明らかではない。
建久五年(一一九四)三月四日、摂津住吉社造営料負担に反対した広田社神官や神領住民らが、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
兵庫県西宮市社家町に鎮座。西宮大神を主神に、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、大国主(おおくにぬし)大神、須佐之男(すさのお)大神を祀(まつ)る。当社は平安中期以降の歴史文献にみえ、1180年(治承4)高倉(たかくら)上皇厳島(いつくしま)行幸のとき奉幣があり、後奈良(ごなら)天皇の寄進があるほか、歴代の神祇伯(じんぎはく)がかならず参詣(さんけい)した。1194年(建久5)、1419年(応永26)には社頭鳴動の奇瑞(きずい)のあったことが伝えられている。ことに中世以降は福徳円満のえびす神として大衆の信仰を受け、大漁満足、海上安全、商売繁盛に霊験ありとして全国に知れわたった。これは、当社の社人がえびす神の人形操りとして全国各地を巡回して、その霊験を広めたことによる。「西宮のえびすさん」として親しまれ、全国に当社の分霊を奉じて社となすものが多い。旧県社。例祭は9月22日であるが、1月10日前後3日の十日戎(とおかえびす)祭は多数の参詣(さんけい)人でにぎわう。このほか6月14日のおこしや祭、11月20日の誓文(せいもん)祭がある。表大門(桃山時代)、大練塀(おおねりべい)(室町時代)はともに国の重要文化財に指定されている。
[加藤隆久]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…また,漂流する水死体を拾うと,豊漁に恵まれるといった伝承があって,流れ仏をえびす様と呼ぶこともあった。 えびすの神像は,釣竿を持ち,脇に釣り上げた魚を抱えた姿であるが,このえびすの本社は,兵庫県西宮市の西宮神社(夷社)とされている。西宮の夷社は夷三郎とも呼ばれ,天照大神をまつる広田社の摂社であった。…
…市域は六甲山地によって南北に二分されるが,市街地は海岸の平野部と六甲山地南東麓の台地部に発達し,東海道本線をはじめ阪神本線,阪急神戸本線および両私鉄の支線や,名神高速道路,阪神高速道路,国道2号,43号,171号線など主要幹線も南部に集中している。 西宮は,はじめ西宮神社の門前町として発達した。江戸中期に灘の酒で知られる清酒の全国的産地となり,現在ではビール,ハム,乳製品などが加わって食料品工業都市となった。…
※「西宮神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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