奈良のシカ

共同通信ニュース用語解説 「奈良のシカ」の解説

奈良のシカ

奈良公園周辺など合併前の旧奈良市一円に生息する国の天然記念物で、保護団体「奈良の鹿愛護会」の昨年の調査では公園に1233頭が生息。春日大社の神の使い「神鹿しんろく」として千年以上前から保護されてきたが、山間部で農業被害が問題化。1985年に「管理地区」(山間部など)と「重点保護地区」「保護地区」(公園周辺)、その間の「緩衝地区」にエリア分けし、2017年には管理地区でシカ殺処分が始まった。緩衝地区では生け捕りされ、愛護会の運営する「鹿苑ろくえん」に収容されている。

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