奈良晒し(読み)ならざらし

精選版 日本国語大辞典 「奈良晒し」の意味・読み・例文・類語

なら‐ざらし【奈良晒・奈良曝】

  1. 〘 名詞 〙 奈良地方から産出する晒し布生平(きびら)を漂白したもので、慶長年間(一五九六‐一六一五)に始まり、麻織物最上品とされた。なら。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「佐保路なるかたびら雪やならさらし〈良徳〉」(出典:俳諧・犬子集(1633)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android