奥坂村(読み)おくさかむら

日本歴史地名大系 「奥坂村」の解説

奥坂村
おくさかむら

[現在地名]総社市奥坂

西阿曾にしあぞ村の北に位置し、村中央を血吸ちすい川が南流する。天正五年(一五七七)五月二二日、小早川隆景より国貞景氏に与えられた阿曾郷内の作人に奥坂の孫五郎がみえる(「八田部郷内他打渡坪付」萩藩閥閲録)。文禄五年(一五九六)三月一三日の経近左衛門五郎売券(吉備津神社文書)で藤井氏に売却された旦那職は、「阿曾おくさこ」のものであった。慶長六年(一六〇一)木下家定に奥坂村三四九石余が宛行われ(「徳川家康宛行状」足守木下家文書)、寛永備中国絵図では同高で足守藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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