奥小野村(読み)おくおのむら

日本歴史地名大系 「奥小野村」の解説

奥小野村
おくおのむら

[現在地名]出石町奥小野

口小野くちおの村の北東法沢ほうたく山の西麓に位置し、集落六方ろつぽう(小野川)の最上流域に発達。本村の南に枝郷の歌野尾うたのおがある。北東は丹後国熊野くまの郡。正保(一六四四―四八)頃に成立した国絵図に村名がみえ、高五三七石余。出石封内明細帳では拝領高四八九石余・改出高四七石余、これらの内訳は屋敷四石余・麻畑二石余・田方四七二石余・畑方五七石余、ほかに古新発高一七石余・新発高六石余、家数七七・人数三六五。小物成として茶代米八升余・山手米一石六斗余、刈畑役の蕎麦一斗五升、桑代の真綿五九二匁ほかを納めていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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