女文字(読み)オンナモジ

デジタル大辞泉 「女文字」の意味・読み・例文・類語

おんな‐もじ〔をんな‐〕【女文字】

女手おんなで2」に同じ。→男文字
女手3」に同じ。→男文字
「是は流れの―。情け色めくいろは仮名」〈浄・賀古教信〉

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精選版 日本国語大辞典 「女文字」の意味・読み・例文・類語

おんな‐もじをんな‥【女文字】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 昔、女が主として使ったところから ) ひらがな。女手(おんなで)。⇔男文字
    1. [初出の実例]「男もすとは土佐日記女文字」(出典:俳諧・広原海(1703)九)
  3. 女の書いた文字。女の筆跡。女手。⇔男文字
    1. [初出の実例]「女文字(ヲンナモジ)で書いた厚い封書が突然彼の勤め先の机の上に置かれた」(出典道草(1915)〈夏目漱石〉一)

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