男文字(読み)オトコモジ

デジタル大辞泉 「男文字」の意味・読み・例文・類語

おとこ‐もじ〔をとこ‐〕【男文字】

男手おとこで2」に同じ。「男文字手紙」→女文字
男手3」に同じ。→女文字
ことの心を―にさまを書き出だして」〈土佐

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精選版 日本国語大辞典 「男文字」の意味・読み・例文・類語

おとこ‐もじをとこ‥【男文字】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 昔、男が主として使ったところから ) 漢字。男の手。男手。⇔女文字
    1. [初出の実例]「言の心ををとこもじに、さまをかき出だして」(出典:土左日記(935頃)承平五年一月二〇日)
  3. 男の書いた文字。男の筆跡。男の手。男手。⇔女文字
    1. [初出の実例]「男文字(ヲトコモジ)にて一橋にかけしや思ひのふかき所見えわたりたる折文(をりぶみ)を爰にかしこに落し置しに」(出典浮世草子武道伝来記(1687)六)

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