日本歴史地名大系 「女方村」の解説 女方村おざかたむら 茨城県:下館市女方村[現在地名]下館市女方鬼怒(きぬ)川左岸に位置し、北は下川島(しもかわしま)村。中世は関(せき)庄に属したとされ(新編常陸国誌)、「多賀谷旧記」に「重経者与梶原美濃守有矛盾志、互ニ許佐竹命和平ス、連年侵結城取邑里板橋・舟生・舟玉・女方使渡辺壱岐守女方塁」とあり、天正年間(一五七三―九二)の多賀谷重経と結城氏との争いのなかに女方の名が出る。江戸初期の支配は明らかでないが、享保一一年(一七二六)には天領で、村高五三三・七一八六六石とあり(江連用水誌)、のち旗本領となる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by