女浄瑠璃(読み)オンナジョウルリ

デジタル大辞泉 「女浄瑠璃」の意味・読み・例文・類語

おんな‐じょうるり〔をんなジヤウルリ〕【女浄瑠璃】

女の語る浄瑠璃。また、語る女。江戸初期に流行したが、寛永年間(1624~1644)に禁止された。江戸中期以降は女義太夫をさす。

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精選版 日本国語大辞典 「女浄瑠璃」の意味・読み・例文・類語

おんな‐じょうるりをんなジャウルリ【女浄瑠璃】

  1. 〘 名詞 〙 女の語る浄瑠璃。また、浄瑠璃を語る女。江戸時代初期にも流行し、寛永年間(一六二四‐四四)、風俗上の理由で禁止された。当時の浄瑠璃は義太夫節以前の古浄瑠璃であったが、江戸時代中期以後の女浄瑠璃は、女義太夫になった。→女義太夫
    1. [初出の実例]「今の女浄瑠璃(ヲンナジャウルリ)は太夫を負かす位さね」(出典人情本・軒並娘八丈(1824)初)

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