女誡(読み)ジョカイ

デジタル大辞泉 「女誡」の意味・読み・例文・類語

じょ‐かい〔ヂヨ‐〕【女×誡】

女性が守るべきいましめ。

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関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「女誡」の意味・読み・例文・類語

じょ‐かいヂョ‥【女誡】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 女性に対するいましめ。女訓
  2. [ 2 ] 中国後漢の儒家書。班固の妹班昭(曹大家)撰。孫女の嫁するにあたり、訓戒のために著わしたもので、卑弱夫婦敬順徳行専心曲従、和叔妹の七篇から成る。貝原益軒の作とされる「女大学」などの女訓書に影響を与えた。

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世界大百科事典(旧版)内の女誡の言及

【班昭】より

…班固が書きのこした《漢書》の表と天文志を執筆し,また《漢書》の難読の句を馬融に教授した。婦女子の日常生活の心得を説いた《女誡》は《女論語》などとあわせて〈女四書〉とよばれ,旧中国社会で尊ばれた。【吉川 忠夫】。…

※「女誡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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