女餓鬼(読み)メガキ

デジタル大辞泉 「女餓鬼」の意味・読み・例文・類語

め‐がき【女餓鬼】

女の餓鬼。⇔男餓鬼おがき
「寺々の―まをさく大神おほみわ男餓鬼をがきたばりてその子産まはむ」〈・三八四〇〉

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精選版 日本国語大辞典 「女餓鬼」の意味・読み・例文・類語

め‐がき【女餓鬼】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 女の餓鬼。⇔男餓鬼
    1. [初出の実例]「寺々の女餓鬼(めがき)申さく大神(おほみわ)の男餓鬼賜(たば)りて其の子生まはむ」(出典万葉集(8C後)一六・三八四〇)
  3. 俗に、女の子を卑しめていう語。
    1. [初出の実例]「この辺の菜畑の中で掴み合った女餓鬼(メガキ)たちが、〈略〉一人前の娘になってゐるんだから」(出典:女体開顕(1940)〈岡本かの子〉)

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