日本歴史地名大系 「奴野城跡」の解説
奴野城跡
ぬのやじようあと
「府志」に「奴野城、在津島米座、一作布屋(中略)今為寺、曰西方寺、塁尚存」とある。
「浪合記」は「良王君、此所に四、五日御滞留有て、尾州津嶋、大橋定省か奴野の城に入たまふ。永享七年十二月廿九日に良王君尾州津嶋に入御(中略)奴野ノ城、大橋三河守定高、正慶元年始て築く。其前は城なし」と伝えている。「大橋系図」(津島市立図書館蔵)によると、定省は定高の曾孫にあたり、大永四年(一五二四)夏、定省の曾孫定広のとき
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報