如蔵尼 にょぞうに
?-? 平安時代中期の尼僧。
平将門(まさかど)の3女とつたえる。天慶(てんぎょう)3年(940)父の死後,陸奥(むつ)磐城(いわき)(福島県)恵日寺のかたわらにすむ。地蔵菩薩(ぼさつ)にすくわれて信仰をふかめ,世人から地蔵尼とよばれた。享年八十余歳。文化3年(1806)刊の山東京伝(さんとう-きょうでん)の読み本「善知(うとう)安方忠義伝」で滝夜叉(たきやしゃ)姫のモデルとなった。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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