日本歴史地名大系 「妙養寺門前町」の解説 妙養寺門前町みようようじもんぜんまち 埼玉県:川越市川越城下妙養寺門前町[現在地名]川越市末広町(すえひろちよう)志義(しぎ)町西端の日蓮宗妙養寺南側の門前に発展した町。城下四門前の一。寺社奉行支配で、町役は免除されていた。「風土記稿」には志義町西の突当りで、六軒(ろつけん)町(松郷分)の横町を西に折れた町並で、西は境(さかい)町(野田村分)に接するとある。「武蔵三芳野名勝図会」には志義町・堺(さかい)町に接する片側町とある。日蓮宗妙養寺は日蓮に帰依した蓮信・妙養夫妻の庵室に由来すると伝え、天文七年(一五三八)日在が再興、いつ頃にか松郷久保(まつごうくぼ)町から現在地に移転されたという(風土記稿)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by