媚道(読み)びどう(だう)

普及版 字通 「媚道」の読み・字形・画数・意味

【媚道】びどう(だう)

のろう。〔漢書外戚、孝成許皇后伝〕後宮に新愛多し。后の安剛侯夫人等、媚を爲し、後宮の身(はら)めるる王美人~等を(しうそ)(呪詛)す。事發覺し、太后大いに怒る。に下して考問し、等誅死す。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の媚道の言及

【巫蠱】より

…こうした蛇を用いる呪術は後世までとくに江南地方に盛んであったが,蠱の語はより広く,必ずしも蛇を用いぬ呪術を指す場合もある。《春秋左氏伝》や《周礼(しゆらい)》にもそうした蠱毒のことが見え,とくに漢代に後宮で行われた人形(ひとがた)や嬰児の死骸などを用いた巫蠱や媚道は,政治史上の事件にまで発展した。こうした呪術は左道として厳禁され,発覚したときには関係者は極刑に処せられるのが例である。…

※「媚道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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